観劇:狂言も観てきた『狂言ござる乃座 in NAGOYA 19th』

結構前の話ですが、狂言も観てきました。野村萬斎さん。そうか、『頼政』は獅子王のじっちゃんだったか…。

狂言ござる乃座 in NAGOYA 19th

能『田村』『小鍛冶』と同じく、名古屋能楽堂でした。

狂言も初見でしたが、こちらは予習なしでもじゅうぶん楽しめました。能は予習必須だった。

狂言は、やってる内容が(平たく言うと)コントなので、とても見やすい。あと、登場人物がそこらへんの人っぽくていい。能は、神さまとか過去に亡くなった有名人の亡霊とか、とにかく凄いひとが出てくるイメージなんですが、狂言はほんとそこらへんの人の笑い話って感じでした。そこら辺の人というか、狂言的には『この辺りの者でござる』ってことになるのかな。

狂言『梟山伏』

梟に取り憑かれた男のお祓いをしてやろうと奮闘する山伏のお話。えらそうな山伏さんですが、ほとんど役立たず。最初にとりつかれてるのは兄弟の弟のほうなんですが、兄ちゃんのほうに梟が感染した時は笑った。けど、最後のオチは軽くホラーのような気もしました…。

狂言『鎌腹』

山に働きに行け!と嫁に言われてもいかないダメ夫が、いじけて「腹を切ってやる!(鎌で)」と啖呵をきったはいいが、実際に腹を切るのは怖いし…でも後に引けないし…とアレコレ一人で奮闘する話。このお話が出来上がったのがいつの時代かは知りませんが、ノリと内容的に、昔の人も今の人も、笑いのツボは同じなんだなと思いました。仲介人に何度も声をかけるところとか。

舞囃子『頼政』

能の『頼政』の後半部分の舞囃子。

舞囃子(まいばやし)は、能のある曲の中の舞所だけを取り出し、シテ一人が面・装束をつけず、紋服・袴のままで、地謡と囃子を従えて舞うものを指す。最も面白い部分だけを演じるため、能のダイジェスト版と言える。

BYウィキペディア

上にも書きましたが、頼政って、獅子王のじっちゃんだったのね…。見ている時は失念してました。前回の『小鍛冶』と違って、今回は刀剣乱舞関係ないだろと思ってたけど、そうでもなかった。

相変わらず聞き取りが難しいですね。パンフに詞がのせてあったので、それでなんとかおいつけた。

狂言『通円』

ひとつ前の『頼政』のパロディ狂言。どれくらいパロディかというと、ただの替え歌歌ってるようなものでした。これが興味深かった。

地謡と囃子つきなのも、衣装とかも全部能のスタイルっぽい。流れもそう。ぼーさんが出てきて、ところの者がでてきて、夜に幽霊が出てきて…の流れが完全にそのまま。ほとんど能を知らなくても、それっぽいと思ってしまったくらいそれっぽかったです。その上で、歌ってる詞が、ほとんど替え歌。しかもアホな替え歌w

めっちゃ敵が攻めてきて死んだよ、という『頼政』をパロって、めっちゃお客が訪れて、おもてなしするためにお茶立てまくってたら死んじゃったよ、という茶坊主の通円。

湯のなきときは、泡もたてられず

という一言が面白すぎて笑いました。ですよねー。

あと、頼政が扇をもって舞うシーンは、通園はうちわもってました。登場した時から、帯のところにうちわ差し込んであったので、まさかまさかと思ってたら、本当に使いよった。

この『通円』の前振り(?)として、舞囃子『頼政』を演じてくれてあったのですが、それ以前に『小鍛冶』と同時に上演された『田村』を観ておいてよかったと思いました。

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